論理的と感情的はどちらがいいのか【論理vs感情】

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最終更新日 2024年5月1日

物事の考え方には「論理的」「感情的」の二通りがある。

一般的には、論理的は左脳が活発に活動することによってできる考え方だと言われている。

よく「右脳重視の考え」「左脳重視の考え」と分けられることがあるが、基本的に論理的は左脳重視、感情的は右脳重視でおこなわれているというのが一般的である。

そのため、左脳のほうが右脳よりも活発に活動している人は、物事を論理的に考えることが多く、右脳が活発に活動している人は物事を感情的にとらえる特徴がある。

自分の脳が右脳と左脳のどちらのほうが活発に活動しているのかを常に把握することは不可能だが、生まれつき右脳と左脳のどちらか一方が強く働いていたとしても、努力と経験によってもう片方の脳を鍛えることはできる。

つまり、論理的に考える人でも感情的に考えるようになったり、感情的な人が論理的に物事を考えることができるようにもなるのだ。

 

論理的であることのメリット

現代では論理的に考えることが重要だとよく言われているが、まずは論理と感情について理解することが大事である。

論理的というのは、物事を理論やエビデンスなどでガッチリと固め、頭の中にロジックツリーを描くことで段落ごとに意味や目的を明確にして考える方法だ。

物事を論理的に考えることは、基本的にはメリットばかりでデメリットはあまり存在しない。

仕事に対しても、一つひとつ分解して論理的に考えることで、どうするのが最善か、なにがもっとも効率的かを見極めることができ、論理的に筋が通っている行動を実践すれば、たいていの仕事はうまくこなすことができるだろう。

勉強にしても、どう勉強するのが効果的か、勉強の目的はどこにあるのか、ゴールはどこなのかを明確にし、それに向けたロジックツリーを思い描き、論理的に正しい勉強方法を実践することができれば、おそらく勉強に費やした時間が無駄になることはない。

物事を論理的に考えるというのはとても大事なことであり、日常生活で直面する出来事に対して論理的思考をベースに考えることができれば、ほとんどの問題は解決することができる。

もちろん、人生において無駄に悩んだり迷ったりすることも格段に減り、物事で結果を出すことも可能になるだろう。

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感情的であることのメリット

一方、感情的というのは、物事と向き合ったときに沸いてくる感情を第一として考える方法であり、主に言葉では表わせられない「心」の状態を重視して考える傾向がある。

一般的には男性は論理的であることを好み、女性は感情的である言われているが、論理的であることは仕事や人生、趣味や勉強といった領域では絶大な力を発揮するが、恋愛においてはうまくいかないことのほうが多かったりする。

感情的思考には多くのメリットがあり、芸術の領域や創造的な活動の領域においては大きな力を発揮し、恋愛においても感情的な考えが大事になることが多い。

仕事でなにかをつくるクリエイターやアーティストといった人たちにとっては、論理よりも感情にウェイトを置くことが大事であり、自分が今なにを感じているのか、どういった感覚なのか、その感情をどう表現するのかといった部分が重要になる。

これを感じるには感情的であることが不可欠である。

感情は一人ひとり異なっており、怒りという感情をひとつとってみても、ある人の怒りの感情と自分の怒りの感情は同じではないのだ。

喜びや悲しみ、愛しさやつらさ、楽しさや孤独感といった感情も、言葉として表現すれば同じだが、そこから感じることは一人ひとりまったく異なった感情なのである。

感情的思考をベースにすることは、自分だけの唯一無二の考え方をするということであり、芸術やアートといった領域においては絶大な力を発揮するのだ。

恋愛においても感情的であることが強みになるのは同じ理由である。

 

論理的と感情的の違い

論理的と感情的について理解した後は、両者の違いについて考えることが大切だ。

基本的には、人生は論理的思考をしていたほうがうまくいきやすいし、仕事でも結果を出しやすいだろう。

目標や目的を明確にし、毎日必要なことを淡々と積み重ねていけば、たいていのことは成し遂げることができる。

しかし、論理的が人生の大部分で絶大な力を発揮するのは事実だが、だからといって感情的であることがダメなわけではない。

論理的と感情的の違いは明確なものではあるが、どちらも人生においては必要なものであり、論理的でいればいいわけではなく、感情的だけに頼る人間になってもいけない。

人生では論理的と感情的をうまくミックスさせ、場面によって使い分けるのがもっともベストである。

つまり、仕事や勉強、人生の計画などを考えるときは論理的で考え、恋愛や人間関係、創造的な仕事をするときには感情的に考えるということだ。

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論理的に考えるべき場面で感情的になったり、感情的になる場面で論理を振りかざせば、物事はうまくいかず、他人との衝突も避けられない。

論理と感情はどちらかを重視するのではなく、人生の各々の場面によって使いわけることで力を発揮するのだ。

 

論理的なりたいなら鍛えるしかない

人生には論理的と感情的の両方が必要だと述べたが、人は生まれつき感情のほうが強い傾向がある。

誰もが一度は感情に振り回された経験があるだろうし、一時の感情によって間違った行動をしてしまったこともあるだろう。

人は論理的に考えることが感情を使うよりも苦手であり、行動においても論理的に考えて行動するよりも感情的に動いてしまうほうが多いのだ。

そのため、論理的になるためには普段から論理的な思考回路を鍛えなければならない。

論理的な思考回路を鍛える方法としては、日常生活の物事や出来事に対し、頭の中にロジックツリーを描いて分解して考えることが効果的だ。

どんな物事に対しても論理的に考える癖をつけ、好奇心旺盛な子どものように「なぜ?」「どうして?」と常に自分の頭に問いかける。

たとえば、街中を歩いていてすれ違う人の服装に関して、「どうしてこの人はこういう服装をしているのだろう?」と考え、「おしゃれをする理由」について考え、その先に潜む心理について考える。

何事も分解して考えることで、必ずどこかで自分なりの答えにたどり着き、論理的に考えることで物事を深く理解することができるだろう。

普段から論理的に考える癖を身につけることができれば、仕事で結果を残すことも勉強で成果を出すことも、目標を達成することも簡単になるはずだ。

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